よくいただく質問
農業と闘争です。大阪大学の敷地全域を潰して畑にします。
我々はキャンパスの一角を不法占拠し畑を作りました。現在ではジャガイモを栽培しています。かつては大根、ブロッコリー、ほうれん草を栽培し、シチューにして食べていました。畑の拡大も定期的に行なっており、その過程で大学の組織と対立することもあります。直近では豊中学生センターと対立しました。このような衝突・闘争もきわめて重要な活動です。
我々は活動を通して、学生の啓蒙と学園の再建を実現し、大阪大学を学生の手に奪還することを目指しています。そのためには、破壊的農業に伴う闘争が不可分かつ不可欠であります。「大阪大学を畑にする」というのは文字通りの意味もありますが、こうした啓蒙と再建の比喩でもあるのです。
いいんです。
大学当局は大阪大学を不法に占拠し、不当に支配しています。我々は再び学生の手にこの学園を奪還しなければなりません。勝手にやっているのは大学当局の側。大阪大学を取り戻そうとする我々の活動は正当な抵抗であり、大阪大学が(概念的な意味でも)畑になるのは当然のことであります。
また、大学当局は大阪大学という学園の地に、「大阪大学」という不法工作物を設置しています。これを速やかに撤去し現状に回復するべく、我々が大学を耕す実力行使に出るのは、至極当然の対応であります。
もっとも、「畑にする」というのは、集結を叫び敗北した学生運動よろしく独善的かつ実現可能性の乏しい理念であり、最終的に弊会が稚拙な帰結を迎えることも覚悟しております。また、弊会の活動は法的正当性も一切ないため、威力業務妨害等での告訴も受け入れる所存であります。
しかし、奇天烈な犯罪歴はむしろキャリアのプラスになるというのが現代の社会です。ですから諸氏も安心して過激行動をしましょう。闘うことには意味があります。この世界は階級闘争によって作られてきました。そして、現在も民主主義が成立する国家では、文字通り石が飛び交い炎が上がる闘争が繰り広げられています。闘争に憧れるだけの少年も歓迎します。最終的に正しいのは、闘うことです。目の前の現在を相対化してください。
ただし、社会と折り合いをつけるため思想に反しながら闘争から身を引くという選択も、弊会は尊重いたしますのでご安心ください。
当局による一方的な規制、予算削減、度重なる不祥事やその隠蔽など、学生を軽視した大学運営の数々です。学生と研究者のものであるはずの大学が、大学当局および教授会、総長により私物化されている現状は「不当な支配」と言わざるを得ません。
大阪大学では、研究不正やハラスメント、入試での出題ミスなど、さまざまな問題が立て続けに起こっています。ついには、研究室内で服毒自殺をしてしまう研究者も現れました。
これは偏に、学生・研究者が軽視されているから、学生・研究者が声を上げないからです。阪大生は自らの恩賜的愚民性を自覚しなければならない。権利を主張せず、何も考えない、盲目で従順な阪大ではいけない。
だから、憩いの場であった屋上が閉鎖されるのです。学びの根幹をなす図書館が、予算を削られ、閉鎖や蔵書と職員の削減を余儀なくされるのです。学生・研究者へのハラスメントが横行するのです。「感染症対策」を口実に、学生の権利が制限されてきたのです。
そして、当局と癒着した勢力にも厳しい目を向けて行かなければなりません。
教授会に気に入られた教員なら、不祥事くらい揉み消してもらえます。大阪大学生協という全国生協連の傀儡は、当局に一丁噛みすることで寡占市場を作り上げ、その欺瞞体質で学生を喰い物にし、暴利を貪っています。中央実行委員会という一つのサークルにすぎない団体が、学生の信任を得ることもなく当局から特権的な地位を与えられ、大学構内を独占的に支配し、大学祭期間中、課外活動団体を不当に弾圧し、金を巻き上げています。
こうした独善的かつ不当な支配を、終わらせなければならない。大阪大学は、学生のもの、研究者ものとして、取り戻さなければならない。それが達成されるまで、我々は大阪大学を耕し続けます。「大阪大学を畑にする」と言い続けます。
もちろん大学全域を畑にするというのが我々が目指すところでありますが、それが困難であることも承知しています。
現実的な話をしますと、大学の山間部を全て畑にして建造物の解体に取り掛かるあたりで、我々は大学当局と直接対峙し、建物をめぐる攻防戦に駆り出されることでしょう。そのタイミングで、我々は大学側に「大阪大学を畑にする」ことを主張するわけですが、先程から申し上げているように、「大阪大学を畑にする」というメッセージは「大学当局の一方的な支配を終わらせて学園を奪還する」という運動の比喩でもあります。なにも、実力行使だけを指した言葉ではありません。よってこのタイミングからは、運動のやり方を変更することも考えています。もっとも闘争路線を捨てるわけではありませんが、我々は現実的な方針も持ち合わせているということをご承知おきください。
つまり、我々のメッセージは「学生と学問の軽視をやめろ。さもなくば大阪大学を畑にする」であり、それに伴う実力行使あるいは威嚇として、我々は大学を不法占拠し、耕し始めたのです。
現在すでに耕作地の一部をめぐって、我々は豊中学生センターという大学の組織と対立しています。畑の拡大に伴って起こるこのような衝突・闘争こそ、学園の奪還のために欠かせません。
食糧生産は現在の日本で最も重要。土地があるならば農業をすべきです。大学とて例外ではありません。
また、「畑にする」という活動は、その進捗が目に見えやすいという性格があります。雑草や建物をどかし、土を耕し、作物を植え付ければそのエリアは完了。我々の革命のインディケータになります。我々の耕作面積は、すなはち学生の力、立場を表します。
大阪大学を我々の畑がどんどん侵食していけば、当局も学生を無視できなくなるでしょう。そこまでしてはじめて、学生は当局と対等な立場を手に入れます。対話を実現するためには、敷地を勝手に耕すくらい、多少の実力行使に出なければならないのです。大阪大学はそういう大学です。
革命なんて時代遅れだ、今はそんな時代じゃないとよく言われます。しかし、本当にそうでしょうか。学生が言いたいことを言うためには、もう暴れるしかない。そういう時代になってしまっているのです。革命とは、みんなで暴れること。今の時代こそ、革命を求めています。
